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経絡の測定(3)AMICAの原理と、他機器との比較を説明しています。■ AMICA が提供する情報は? まとめると、次のようになります。 ■ 真皮層の水分の量 末梢の代謝の良否を示す。 交感神経の緊張によって減り、交感神経の弛緩によって増加する。 (ストレスなどの緊張状態で減り、休息した状態で増加する。) 体温が低いと減り、体温が高いと増大する。 ■ 真皮層の水分の質 ホメオスターシスの状態を示す。 AMICA は、上の二つの情報、末梢代謝の良否と、ホメオスターシスの状態を、電流量(BPと呼ばれる測定値)と時定数(BP:IQで表される計算値)として表示します。 これらのデータは連続して測定した場合、極めて高い再現性を示します。 特に、末梢代謝の良否(水分の量)を示すデータ(BP)は、変動率(標準偏差を平均値で割った値)が2%以下となり、生体の電気的な測定としては高い再現性を示します。 ■ AMICA が提案する人体観=虚実の解釈 そして最も大切なことは、これらのデータ=末梢代謝の良否やホメオスターシスの状態が、末梢(指ごと)に異なった特徴を示し、その特徴が東洋医学的診断=経絡の虚実と呼ばれる現象と、統計的に相関が確かめられていることです(『東洋医学 気の流れの測定・診断と治療』 宗教心理出版 本山博)。 東洋医学で用いられる『虚実』という言葉は、症状を表すため、漠然とした概念のまま用いられていますが、その詳細=生理学的意味については、明らかにされていません。 生理活動の減弱が虚、生理活動の(異常な)亢進が実、と漠然と説明されていますが、具体的にどういうものかは示されていないのです。 このことが、東洋医学の証明、西洋の自然科学(西洋医学)との融合にとって、大きな障害となっています。 しかし、上に示したように、末梢代謝の良否や、ホメオスターシスの状態で、虚実を説明できるとしたらどうでしょうか? 虚実の概念と良く符合するだけでなく、冒頭で紹介したた石川日鶴丸先生から続く交感神経(自律神経)の説とも矛盾なく、説明ができることになります。なぜなら、末梢の代謝やホメオスターシスは、まさに自律神経によって調整されているからです。 さらに、自律神経の機能や分布の中で、いまだに明らかにされていない部分について研究のする上で、一助となると考えられます。 ■ 代替医療の普及を目指して 伝統医学を現代医学に取り入れた、より充実した医療を、相補医療や代替医療といった言葉で呼び、目標としている臨床家・研究者はたくさんいらっしゃいます。 そのためには伝統医学と現代医学が、お互いを理解しあう必要があります。 私達が、AMICAを用いて、このページなどでお伝えしている経絡や虚実の解釈は、一つの提案でしかないでしょう。 しかし、十分に根拠付けられた、有効な提案だと信じています。 単純な、しかし、明確な、物理学的にも生理学的にも説明が容易な、そして有効な提案だと思います。 私達は、AMICAという測定方法が、そしてAMICAの示す人体観が、伝統医学と現代医学の掛け橋となり、より良い医療の実現に貢献できれば、と望んでいます。 ■ 良導絡と皮電計の補足説明 ■ 良導絡について 皮膚に電圧を加えると、1万分の1秒程度で表皮(角質層)の下に電荷がたまり、真皮層には電気が流れなくなります。 それ以降は、電気の流れにくい表皮(角質層)に、どれだけ皮脂(電気を通します)が分泌されるかによって、電流の大きさが決まってしまいます。 良導絡は、数秒間に渡って電圧を加え続けて電流量を測ります。このため、測定できるのは真皮層の状態ではなく、表皮(角質層)に分泌された皮脂の量によって決まる電流量になります。 AMICA は、皮膚に電圧を加えた直後、100万分の1秒というきわめて短い時間で電流を測ることで、真皮層を流れる電流を測定しています。 ■ 皮電計について 測定しようとする内容=物理量としては、最もAMICA に近いと考えられます。 真皮層に流れやすいといわれる、10KHz程度の交流電圧を用います。 しかし、交流電圧を加え続けると、だんだんと電気が流れやすくなり、最後にはどの点で測定していてもツボや経絡の異常と判断されてしまい、再現性に欠けていました。 金沢医科大学(現・金沢大学医学部)では、この再現性のついて膨大な研究・実験で対処しようと試みたようですが、皮電計は現在ではあまり用いられなくなってしまいました。 しまいます。 前へ 次へ (1) (2) (3) (4) 経絡の虚実 測定と判定 鍼灸・漢方・東洋医学の「証判定」 |
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