経絡の虚実 測定と判定



このサイトでは、東洋医学でいう経絡を、おもに真皮層の間質液や電解質の過不足から説明しています。
経絡を、「皮膚の状態(反応)」として翻訳することで、生理学的な意味づけや、臨床での活用を容易にしています。

細胞(神経を含みます)が活発に活動するには、細胞の周りをとりまく間質液(細胞外液)が正常に保たれている必要があります。この間質液が不足したり、間質液内の電解質に過不足があると、細胞の不活発や、神経の緊張・抑制が起こる=これが経絡の虚実と呼ばれる現象ではないか?という考えです。

観念論の多い古典の記述を、実践に結びつけるのは困難です。
実践のためには、経絡や虚実という「観念」を、科学的な「概念」として解説する必要があります。


経絡の虚実、複合的な判定

鍼灸治療の流派の多くは、単一の要素だけ…脈の強さや電流量、交感神経の緊張など…で、経絡の虚実を一括りに説明しています。
しかし、古典に記載される経絡の虚実は、多くの異なった要素を内包しています。経絡の虚実は、本当に一つだけの要素だけで説明できるのでしょうか?

このサイトでは、虚実の概念を複数の要素に分け、複合的に説明しています。
皮膚の分析から、複数の視点で経絡の虚実を解釈し、複数の方法=各種の鍼や灸を使い分ける試みをしています。

鍼灸を志す、鍼灸に携わる、そして、東洋医学に関わる皆さまのお役に立てれば幸いです。


コンテンツ一覧

古典の解説(丸写し)ではなく、皮膚生理と測定結果から解説しています。
  経絡とは?  虚実とは?
  経絡測定の歴史  東洋医学の中の、経絡の意味

経絡の虚実を、鍼灸治療に役立てるための具体的な説明をしています。
  鍼灸の使い分け 概要
  硬(実) 軟(虚) 冷えの治療 熱 緊張 全身

皮膚の測定方法(機器)の説明です。
  amica 真皮間質液測定装置  amica 測定原理  パンフレット(PDF)

皮膚の測定結果から、経絡の虚実判定を支援するソフトウェアの説明です。
  AMICAD 経絡虚実判定支援ソフト  AMICAD の詳細

講習会のご案内と、研究活動のご紹介です。
  講習会 (奇数月 第四日曜)  クラシエ製薬(株)の研究について

治療院経営における、具体的な活用方法の説明です。
  効果的な宣伝イベント  独自性のアピール
  勝ち残り組に倣(なら)おう!  治療順序の工夫で患者を引きつける

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鍼灸の「本来の姿」へ

鍼灸は、多くの診察法・治療法を内包した、複合的な治療法です。
数百年の歳月をかけて、さまざまな診察法・施術法が取捨選択された結果です。

普通に考えれば、「温灸が適するか」、「糸状灸が適するか」、「鍼が適するか」という判断基準は、それぞれ異なるはずです。実際、東洋医学の古典の中でも、経絡の虚実を含め、多数の診断法が記されています。
このサイトが提案している、虚実の概念を複数の要素に分け、各種の鍼と灸を使い分ける、というスタイルは、鍼灸(東洋医学)本来の姿といえるでしょう。

本当に必要な知識は、「どのように鍼と灸を使い分けるか?」ではないでしょうか?

一般的な鍼灸を正確に使い分けられれば、特殊な治療法に頼らずとも、十分な治療効果を得られるでしょう。


臨床での活用法

「経絡とは何か?」だけではなく「経絡をどう使うか?」も、重要な課題です

実とは何か、虚とは何か、が生理学的に推測できれば、どのような刺激が望ましいか、考察しやすくなります。

どこに取穴するべきか、鍼と灸のどちらを施せばよいかを、ベテランの先生方のお話しを参考にしつつ、臨床経験をもとに説明しています。

詳しい情報は … 鍼灸の使い分けのページをご覧ください。


経絡の虚実 測定と判定 経絡の解説

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